付録の愉しみ 3

文庫本の巻末には付録がある。
時折り、解説を書いた作家の
意外な面白味を発見する。

たとえばその中のひとつ。
J・アービングの「ガープの世界(上)」
サンリオ文庫1985年版の巻末に、村上春樹の
「僕にとってのジョン・アービング」がある。
彼の事なら僕が書くよっ!と勢いの良いこと。
これほどあからさまに嬉しそうな文章を書く
作家だったっけ?

彼がアービングから学んだ「小説の力」とは。 

31.Jul.2012