付録の愉しみ 5

文庫本の巻末には付録がある。
この小説にはやはりこの人の付録が
ふさわしいな・・と、キャラメル1粒余分に
入っていたみたいに、おいしい思いを
することがある。

たとえばその中のひとつ。堀江敏幸の
「雪沼とその周辺」新潮文庫の巻末に、
池澤夏樹の「しばらく雪沼で暮らす」がある。

雪沼と雨崎は「地下水脈」でつながっている。

11.Nov.2012