力の抜け加減

klart の棚でみつけたタンブラーグラス。
同心円の繊細な水玉模様が特徴の
nuutajyarvi(ヌータヤルヴィ)にしては珍しい
すんなりとしたフォルム。
カイ・フランクのころのデザインかもしれない。
でも彼の作風とは少し違う。まっすぐにピンと
していない力加減がよろしい。
手加工の不均一な反射や映り込みが温かい。

見過ごしてしまいそうに穏やかな、
見た目の重心がちょうどいい具合のものを、
棚の上にそっと置いてある。

27.Oct.2012